システム開発の価値とは何か?

本記事は「2011年11月」に投稿したブログ記事を再編集したものです。

システム開発における対価とは何に対して?

私たちは、日々、システムを開発してお客様へ提供し、対価としてお金を頂いています。

さて、何に対しての【対価】でしょうか?

開発した「アプリケーション」に対してでしょうか。
納品する「ドキュメント」に対してでしょうか。
それとも、作業にかかった「人件費」でしょうか。

お客様との共通の【価値】に対して対価が発生

アプリケーションは、

  • 手作業で行っていた業務を自動化したり、
  • 分散していた情報を集約して見えるようにしたり

することで、業務の効率化を実現するツールのひとつです。

 

業務全体で考えた場合、

  • アプリケーションやドキュメントだけでなく、お客様の業務フローや作業スタイルまでを含めて考える必要があり、
  • 必要に応じて、業務フローの改善を提案する

など、お客様の業務改善も行っていきます。

 

このように考えると、お客様にシステムを提供するということは、お客様の業務を効率化して利益をあげるという目的を達成するための「手助け」をしていることになります。

この業務効率化の手助けがお客様との共通の【価値】であり、その価値に対しての対価を頂いているのです。

つまり、

どんなにすばらしいアプリケーションを作成しても、
どんなにたくさんのドキュメントを用意しても、
お客様の業務効率化に繋がらなければ【価値】にはならない

ということです。

常に目的を意識してシステム開発を行うことが大事ですね。

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この記事を書いた人

阿部智紀
阿部智紀
トラスティア株式会社 専務取締役
テクニカルディレクター
長期に渡り、アジャイル開発を推進・実行しています。